技術系力学公式集(流体力学)
- よく使う単位
- 表面張力による剪断応力
- 層流と乱流
- マノメーター
- 反転マノメーター
- 浮力
- 連続の式
- ベルヌーイの定理
- トリチェリの定理
- 容器からの流出時間
- 流体の運動量
- ダルシーワイズバッハの式
- 管摩擦係数
- 圧力損失
- 揚力と抗力
- カルマン渦
- 境界層
- 層流時の流れ(ハーゲン・ポアユイズ流れ)
- 毛細管現象
- 境界層厚さ
- 剪断応力
よく使う単位
名称 | 記号 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|
粘性係数 | Pのポアズと表示することもある | ||
動粘性係数 | Stのストークスと表示することもある | ||
レイノルズ数 | - | D:代表長さ、U:速度、 :動粘性係数 | |
ヌセルト数 | - | L:代表長さ、 :流体の熱伝達率、 :流体の熱伝導率 | |
フルード数 | - | 1より大きければ斜流となり、小さいと常流となる。 斜流から常流に移行する際に 跳水現象が発生する。(慣性力/重力) | |
ウェーバー数 | - | (表面張力/慣性力) | |
温度拡散率 | - | :熱伝導率 | |
プラントル数 | - | air:0.7程度、water:0.7以上、liquid metal:0.7未満になる。 (動粘性係数/温度拡散率) | |
グラスホフ数 | - | (浮力/粘性率) の場合自然対流が支配的。 | |
レイリー数 | - | 臨界レイリー数 1708(上下面が固定)、1108(下面が固定)を越えると自然対流により乱流へ移行する |
表面張力による剪断応力
力F=粘性係数μ×速度U×面積A÷水膜の厚さh
[W=J/s]
層流と乱流
層流
Reが2300以下
乱流
Reが4000以上
層流と乱流の混合域
マノメーター
反転マノメーター
浮力
より
連続の式
ベルヌーイの定理
トリチェリの定理
より
容器からの流出時間
mmt726zushi-engineer.hatenablog.jp
流体の運動量
90°曲げ配管(水平方向右から鉛直方向下に向き変更)
とすると
mmt726zushi-engineer.hatenablog.jp
曲げ配管 (水平方向右から時計回りに 向き変更 )
とすると
ダルシーワイズバッハの式
管摩擦係数
層流時( )の管摩擦係数はReに反比例する。
ムーディ線図を用いることで、相対粗さ、Re、管摩擦係数より導き出すことができる。
圧力損失
損失ヘッド
損失した圧力を位置エネルギーに換算する考え方。
を損失ヘッドと呼ぶ
mmt726zushi-engineer.hatenablog.jp
圧力損失から流量を導く
より
より
流量Qは流速Uと配管の断面積の積に等しいため
となり、Uを代入すると
配管の出入り口の圧力損失
損失ヘッドの式、また、動圧は と表現できるため
となり
これに係数をつけると
となり
の部分が変化する。
1.配管出口→タンク
2.タンク→配管入口
は配管入り口のR形状に依存し。Rがない場合最大となる。
ブラジウスの式(管摩擦係数)
揚力と抗力
物体が画像左方向に進んでいるとすると。
カルマン渦
の時
渦の発生はなく、物体の表面に沿って流れる
の時
双子渦という後方に2つの渦が同時に発生する
の時
物体の後方上下に交互に渦が発生する
これをカルマン渦という。
ストローハル数
の時
となる。
境界層
流速の99%を境界層という
層流時の流れ(ハーゲン・ポアユイズ流れ)
Rが配管径、中心からの距離r離れた場所での流速をuとする。
を圧力勾配とする。