技術系力学公式集(材料力学)
- 応力
- 引張荷重による伸び
- ヤング率
- 歪み
- 自重による伸び
- 応力拡大係数
- 断面2次モーメント
- 梁のたわみ
- 片持ち梁
- 両端支持梁
- 軸のねじり
- 軸にかかるトルクと伝達動力
- 熱応力
- 座屈
- 歪みエネルギー
- 薄肉円筒にかかる応力
随時更新公式集です。
応力
引張荷重による伸び
↓詳細は以下
mmt726zushi-engineer.hatenablog.jp
ヤング率
歪み
自重による伸び
応力拡大係数
断面2次モーメント
形状 | 断面二次モーメント I | 断面係数 Z |
---|---|---|
円形 | ||
円筒 | ||
正方形 | ||
長方形 |
長方形の断面2次モーメント導出
であるため
これを解く
長方形の断面係数導出
eは中立軸からの端までの距離であるため
より
となる
梁のたわみ
たわみ角
たわみ量
片持ち梁
より
でたわみ角が0となるため
すなわち
両端支持梁
なため
でたわみ量のため
でたわみ角のため
軸のねじり
比ねじり角
変形量は同じなため
材料の伸びフックの法則と同様に
ある半径 の点においての剪断応力
を代入し計算
(範囲は0からRになる)
軸にかかるトルクと伝達動力
軸のねじりの式を用いる
仕事W=力F 距離(回転させた量 )であるため
であるため
となる
回転数は基本的にrpm(rotations per minute)で記載するため、
回転数をN [rpm]とすると仕事率W[J/s = W]は
となる
1分間に行う仕事A[J=N・m]は以下となる
熱応力
座屈
断面2次半径
細長比
オイラーの公式
※Cの値は柱の支持方法により異なる。
(1)固定端と自由端:1/4
(2)回転端と回転端:1
(3)回転端と固定端:2
(4)固定端と固定端:4
図の横軸はCの値を示している。
目視でわかる様に記載してみた。
歪みエネルギー
外力により物体が変形した時の変形により物体内部に蓄えられるエネルギーのことを言う。
歪エネルギーは変形させた仕事に等しくなる。
バネ
バネをL伸ばす歪エネルギーを求める。
バネをx伸ばした時の力Fはフックの法則より
となる。
そして仕事Wは力Fと変形量xの積となるため、力Fで微小変形量dx分変形させたとすると
これを0からLで積分すると
これを積分すると以下になる
そして仕事Wと歪エネルギーは等しいため
となる。
引っ張り垂直応力による歪エネルギー
これを より整理すると以下になる。
カスティリアーノの定理
全歪エネルギーから付加された荷重で偏微分するとその荷重点におけるたわみが求められる。
0からLまでに付加された歪エネルギーを求める式は以下
片持ち梁の場合 より
これをカスティリアーノの定理より荷重Pで偏微分すると以下になる
薄肉円筒にかかる応力
軸方向にかかる応力
円周方向にかかる応力(フープ応力)
これは軸方向の2倍の応力がかかると覚えておくと早い。